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─38─ 澪「雪が降ってきたから私はもうダメだ」 唯「えっ、どうしたの」 澪「さむいんだ」 唯「確かに」 澪「私はもうファンヒーターの前から一歩も動かないぞっ」マルッ 唯「あっ、澪ちゃんがネコさんみたいに丸くなっちゃった!」 澪「こうすると冷たい外気に触れる肌の表面積が少なくなって 寒さを軽減できる作戦」 唯「はぁ~、澪ちゃんは相変わらずアタマいい事 言うなあ~」 唯「じゃあ、わたしも丸まろっと」マルッ 澪「わ~、ファンヒーターの前に押し寄せるなよ~」マルッ ガチャッ 梓「俺より強いヤツに会いに行くです」 澪「あっ、ストリートファイターが来たぞっ」 梓「おやっ…先輩たちがファンヒーターの前で、丸くなっている」 唯「あったかいでしょ~?」 梓「でしょ~?って言われても知りませんよ」 澪「言っておくがファンヒーターの前は満員だ」 澪「丸まるなら別の場所で丸まってくれ」 唯「このファンヒーターは二人用だもんね」 梓「スネ夫くんみたいなこと言う人だなぁ」 梓「叩き殺してやる」 唯「あっ!あずにゃんが恐ろしい事を!!」 澪「ファ、ファンヒーターの場所とりで人を殺す気か!?」 梓「うそです」 澪「なんだ、ウソか…」ホッ 唯「ウソをつくのは良くないんだよっ!」 梓「平気ですよ、自分にウソはついてないですから」 唯「どういう事なんだろう…」 澪「気持ち的には本当に叩き殺したいって事なのかな…」 唯「うう…」 梓「ムラムラしてきました」 ガチャッ 律「おーす!」 唯「あっ、りっちゃん」 律「ん?みんな床の上で丸くなってどうしたんだ?」 澪「ネコはコタツで丸くなるだろ?」 律「まあ…見た事はないけど」 唯「えっ!?りっちゃん、ネコを見た事無いの!?」 律「あるよ、ネコを見た事はあるよ」 律「インターネットで」 澪「インターネットでしか見た事ないのかよ!?」 梓「バカだなぁ」 律「くそっ、自慢しやがって」 唯「ネコを見た事がある事を自慢する日が やってくるなんて思わなかった!」ピョンピョン 律「ネコって本当にコタツで丸くなるのか?」 梓「ネコが丸くなるって、子供の頃は意味が分かんなくて コタツの中に入るとネコが肉ダンゴになるのかと思いましたよね」 唯「私はあずにゃんの言ってる意味が分からないよ」 澪「私も」 律「アタシも」 梓「ムギ先輩なら分かってくれるかも…」 律「アタシの友達を悪く言うな!!」 梓「褒め言葉なのですが」 唯「はたしてそうかなあ」 ガチャッ 紬「しゃらんらしゃらんら♪HeyHeHey♪YeahYeah♪ShaLanLaaaaah~♪」 唯「あっ、ムギちゃん」 紬「あらっ、みんなどうしたのかしら」 紬「唯ちゃんたちは床で丸まっているかと思えば りっちゃんはソファーの上で丸くなる」 律「床よりは断然あったかいからな」 澪「かしこいヤツめ」 律「ところで梓がムギに聞きたい事柄があるらしい」 紬「えっ、なにかしら」 梓「ムギ先輩ってオナニーするんですか?」 紬「えっ、あっ」 紬「えっ?」 澪「……」 唯「……」 律「……」 梓「……」 紬「……」 ─5時間経過─ 紬「……」 唯「……」 梓「……」 律(梓がおかしな事を言い出してから誰も一言もしゃべらない…) 澪(なにか手を打たないと…) 律「アタシ、思ったんだが…」 梓「言い出しっぺの唯先輩からカミングアウトすべきですよね」 律「アタシはそんな事、思ってねぇよ!?」 唯「ていうか、あずにゃんが言い出しっぺだよ!?」 梓「いいじゃないですか!?オナニーの事を聞いて何が悪いんですか!?」 澪「開き直るんじゃないよ」 紬「お茶にしよ?ねえ、お茶にしよっ?」 律「お、お前がオナニーについて話したら、お茶にしてやる」 紬「えっ」 澪「お前はどっちの味方だいっ!?」 唯「今の澪ちゃん、ちょっとシーマ・ガラハウっぽかったよね」 澪「そ、そう?」 律「アタシのアシストが効いたな!」 紬「いいな~」 梓「はぁ…アホな事言ってないで、そろそろ帰りましょうよ」 律「お前にだけは言われたかねーよ」 唯「あれっ?」 澪「どうしたんだ唯?」 唯「そと!雪が積もってる!」 律「へえ?まあ、そりゃ昨日の夜から降ってたんだから多少は…」 澪「えっ」 紬「……」 梓「なんか1メートルくらい積もってますね」 唯「あれじゃ、あずにゃんが埋まっちゃうよ」 梓「そんなにちっちゃく無いやい!!」 澪「まぁそんな事はどうだっていいが…… 澪「なんだコレ…異常気象か?」 紬「朝はここまで積もってなかったのに……」 梓「そんなこと話してる場合じゃないですよ。 早く帰りましょう!」 梓「雪は降り積もる一方だし、グズグズしてたら本当に埋まってしまうです…」 律「…なあ、もうちょっとだけ待たないか?」 律「梓の身長分くらい雪が積もるまで…」 紬「そうね…」 唯「いいね…」 澪「ああ…いいな…」 梓「お、お前らも死ぬぞ!?」 唯「死にたくないから、おうちにか~えろっと」 律「そうだなぁ」 澪「待て待て」 律「なんだよ?」 紬「1メートルも雪が積もってる時点で うかつに外に出るのは危険なような…」 律「そうか?そりゃ学校の敷地内はアレだけど 道はある程度、除雪されてんじゃないの?」 澪「でも急な積雪だから…」 唯「む~…」 紬「思ったんだけど、梓ちゃんに帰らせてみて ちゃんと雪かきされてるか確かめさせたらどうかしら」 唯「いいね」 律「ああ…いいな…」 澪「名案だよ、ムギ…」 梓「私にだけ何故イジワル言うんですか!?」 紬「お前がオナニーとか言うからよ」 梓「視線が心地いい…」ゾクゾク 梓「アアアアアァァォオっ」ビビュッ 紬「ひぃっ…!?」 梓「でも万が一の事を考えたら この中で一番長く生きてるムギ先輩が命を張るべきでは…」 律「む…」 唯「なるほど…」 澪「一理ある…」 紬「えっ」 梓「ウェヒッw」 紬「じゃあ17時間プレイしたゲームのセーブデータと 18時間プレイしたゲームのセーブデータ…」 紬「どちらか一方を消すとしたなら?」 律「17時間の方だな」 唯「あずにゃん何歳?」 梓「17歳です///」 澪「決まりだな」 梓「いやだあああああ!?」 律「これは決定事項だ」 唯「というかあずにゃんは 何故、年齢を聞かれたとき照れたのだろう」 紬「とうに、おかしくなっているのよ」 ガチャッ さわ子「あなたたち、まだ残ってたの?」 唯「あっ、さわちゃんだ!」 律「いつ結婚するんですかー?」 さわ子「野球選手の子供を孕んで離婚して養育費で豪遊したい」 澪「いいですね…」 律「ああ…いいな…」 唯「養育費で子供にアイス買ってもらおう…」 梓「」チラッ 紬「なぜ私の方を見るのかしら」 さわ子「ムギちゃんと合体したい」 紬「ひっ…!?」 唯「私も…」 律「アタシも…」 澪「私はゴメンだ」 紬「それはそれで傷つくわ、澪ちゃん…」 梓「乙女心は複雑だなあ」 さわ子「突然の豪雪でね、部活やってた生徒はみんな校内に取り残されているのよ」 澪「やっぱり…」 律「無理やり帰っちゃダメなワケ?」 さわ子「今さっきテレビで『学生、会社員は無理に帰宅しないように』って 呼びかけてるレベルだから…」 紬「そんな大事になっているんですか…」 律「なんかワクワクするよな」 澪「ここにサイヤ人がいるぞ」 ピロロリロ♪ピロロリロ♪ 唯「あっ、憂からだ!」 律「おぉ、憂ちゃんは今、家にいるのか?」 唯「そのハズだよ~」 梓「心配してるだろうから早く出てあげてください」 澪「というか私も家に電話しとこう」 紬「そうね、私も…」 唯「はいはい、もしもしー?」 唯「あ、私だよ~。え?うんうん、大丈夫」 唯「そっちはどうなの~?えっ、そうなんだ?」 唯「うん、そう。まあ、今日も相変わらずというか…う~ん…」 唯「でもエゴだよ、それは…」 唯「私は憂ほど急ぎ過ぎもしないし絶望もしたりしないから…」 唯「うん、分かった。分かったよ。じゃあ、いったん切るね。はーい」 ツー、ツー 律「途中から、なんの話をしてたんだ?」 唯「憂が、そろそろ澪ちゃんを許さないって…」 澪「!?」 律「お前…どれだけの業を背負ったら あの温厚な憂ちゃんを怒らせる事が出来るんだよ…」 澪「し、知らない知らないっ!!」 紬「澪ちゃん、死んだわね…」 梓「クラスのレクリエーションで 憂に一人ずつジャンピングレッグラリアットを喰らっていった事があるんですけど 最高記録が15メートルでしたからね…」 律「それ、なんの記録なんだ?」 梓「人間がラリアットでフッ飛んでいった飛距離です」 澪「ひいいいっ!?」 さわ子「というか梓ちゃんのクラスのレクリエーションって、どうなってるの?」 梓「ウチのクラスは変態しかいないですから」 紬「Oh...」 梓「ちなみに純だけは最期まで反対してました」 唯「安心の純ちゃんだね」 紬「リーサル良心ウェポンだもの」 梓「でも誰よりも勢いよくフッ飛んでいって 15メートルという記録を打ち立てたのも、また純でした」 紬「まさにリーサルウェポンね…」 律「とにかく澪は謝っておいた方がいいぞ」 唯「憂、相当怒っているからね」 澪「だから何故、怒っているんだよ!?」 紬「そんな事より、これからどうするか決めないと…」 梓「そうそう、外は雪だらけで…」 澪「いや!唯がサクサクッと言えば済む事なんだよ!!」 唯「今アメ舐めふぇるから喋れらい」モゴモゴ 澪「さっきまで舐めてなかったのに!?」 紬「澪ちゃん、落ちついて……」 さわ子「こういう時、焦ったヤツから死ぬと相場が決まってるわ」 澪「死ぬのは嫌死ぬのは嫌死ぬのは嫌死ぬのは嫌死ぬのはいやあああああ」 律「簡単に死ぬなんて言うな!!」 澪「だから死にたくないって言ってるんだよ!!」ワギャー さわ子「とにかく今日は学校に泊まっていってもらう事になりそうなのよ」 律「ええ~?」 唯「ムギちゃんの家の力でなんとかならないの?」 紬「琴吹財閥はドラえもんでも無ければ ドラゴンボールでも無いのよ」 梓「そんな事言って…家に隠しもってるグレネードで 雪を消し飛ばしたらいいじゃないですか」 紬「そんなモノ無いもん!」 律「で、でも、この間アタシの頭をフッ飛ばすとかいって ショットガン持ってきてたじゃねーか…」 紬「ショットガンはあるけれどグレネードは本当に扱ってないの!」 澪「ショットガンはあるのか…」ゴクリ 澪「ムギ、ショットガンって、いくらで買えるんだ?」 梓「う、憂を本気で殺る気だ…」 8
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時空トラブル(0級) うでだめし(0級) VIP来訪(0級) スパイ(0級) 正義の味方(2級) 薬剤さがし(4級) 時空トラブル(0級) 必要レベル:0 開始NPC:マー博士(揚州城7065.14424) 前提クエスト:なし 報酬:評判+20・赤いカプセル5個。 手順: ヨウさんに話しかける。 マー博士に話しかける。 次の一手: ○○○は、近くにいるヨウさんに、今の時代が何時代かを聞く。 ○○○は、ヨウさんと話したあと、マー博士の下へ戻って、今、隋朝にいることを報告する。 あらすじ: ○○○とマー博士は、時空の乱れによって、思いがけず隋末期の動乱期に来てしまった。マー博士は○○○に、この時代についての情報を集めるように言った。 うでだめし(0級) 必要レベル:0 開始NPC:マー博士(揚州城7065.14424) 前提クエスト:時空トラブル 報酬:評判+20・やくそう4個。 手順: ミャク師父さんに話しかける(13289.6985武館近く)。 次の一手: ○○○は、武道館を探しに行き、自分の腕前がこの地で役に立つかどうか見てもらうことにした。 あらすじ: まずはお金を稼ぐために、マー博士は○○○に武道館を訪ねることを提案した。果たして○○○はこの時代、自分の腕だけで食べていけるのか? VIP来訪(0級) 必要レベル:0 開始NPC:執事(揚州城2664.14327) 前提クエスト:なし 報酬:評判+20・白い経験値丸1個。 手順: 運転手パオに話しかける(12617.11049揚州城門近く)。 次の一手:大総官の依頼をうけ、○○○は、伝言を城門の入り口にいる運転手パオに伝える。 あらすじ: 執事は○○○に、間もなく来訪する長安城のVIPを送迎させるよう、運転手に伝えてほしいとお願いした。 スパイ(0級) 必要レベル:0 開始NPC:武道館執事(揚州城13704.6680) 前提クエスト:なし 報酬:評判+20・白い経験値丸1個。 手順: ミニスパイに話しかける(3145.13640石龍道場近く)。 次の一手: ○○○は武道館執事の代わりに、石龍道場にいるミニスパイに伝言を伝えて、いくらかお金をもらえるかどうか様子をみてみることにした。 あらすじ: 揚州武道館には由緒正しい歴史があるが、名高い石龍道場に対して、武道館は心中穏やかではない。そこで石龍道場にスパイを入れ、内部の様子を探っている。今回○○○は、石龍道場に潜んでいるスパイに伝言を伝えるよう頼まれた。 正義の味方(2級) 必要レベル:0 開始NPC:キ姉さん(揚州城11336.13015) 前提クエスト:なし 報酬:評判+27・紫の髪留め(女)。 手順: 江都郡にいるちんぴらを倒し、まんじゅうを5個入手する。 朱家小妹に話しかける(江都郡14873.12264茶屋近く) 次の一手: ○○○は、城の近くにいる、ヨウさん(2007年12月21日現在不具合。実際はちんぴら)を倒して、まんじゅうを取り返し、城外のお茶屋の豚家のお嬢さんを連れて城へ戻る。まんじゅう0/5 あらすじ: ○○○は、キ姉さんの話を聞いて、彼女を助けることにした。ちんぴら達から、まんじゅうを5個、奪い返す。 薬剤さがし(4級) 必要レベル:0 開始NPC:豚家のお嬢さん(江都郡14884.12269) 前提クエスト:正義の味方 報酬:評判+28・やくそう?個・*佑の篭手。 手順: 江都郡の揚州城→茶屋の間にある木の根元に生えている辛い草・苦い草を採集する。 江都郡にいるやからを倒してサイの角を10個入手する。 シンリョウ先生に話しかける(江都郡14025.12760茶屋近く) 次の一手: 辛い草と苦い草を採集し、やからを倒してサイの角を手に入れ、それを茶屋のシンリョウ先生に渡す。辛い草0/3 苦い草0/3 サイの角0/10 あらすじ: ○○○はキ姉さんにまんじゅうを持って帰ってきたところ、子供の病気が重いと知り、見かねて処方箋の薬材を探しに行
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もりのけんじゃのひさく 9KB *駄文です。何故書いた、私。 *自滅系。 *まむまむ描写があります。 *ゆっくりの中でも賢いゆっくりは漢字を使います。 *それでも良い方は読んでくださいませ。 『もりのけんじゃのひさく』 ある村のはずれ。小高い丘の上に、一匹のぱちゅりーがいました。 眉間にしわを寄せ、何か悩んでいるようです。 「むきゅん・・・どうすればあのおやさいさんをたべられるのかしら・・・?」 先ほどからぱちゅりーが見ていたもの。それは村の畑でした。 そこには色とりどりの野菜がたくさん実っています。 ゆっくりにとって、そこはこれ以上ないほどのゆっくりプレイス。 お野菜さん食べ放題の楽園に見えました。 しかし、そこにたどり着けるゆっくりはごくわずか。 (といっても生きて巣に野菜を持ち帰ったゆっくりは0でしたが) 人間は馬鹿ではありません。 何度かゆっくりの被害に遭うたびに畑には色々な工夫がされていきました。 そのかいあって、最近では野菜の被害はほとんど出ていません。 まず、ゆっくりの侵入そのものを防ぐための強固な柵と罠。 そして、それが突破された際の保険として、畑の中心まで食い荒らされないように、 畑の外縁にはゆっくりにとって毒となる唐辛子が植えてあります。 今では畑は(ゆっくり達にとって)難攻不落の要塞であり、 理想郷(ゆっくりプレイス的な意味で)なのです。 ゆっくりたちは困ってしまいました。 「おやさいさんをにんげんさんがひとりじめしちゃったんだぜ!」 「さいきんはあまりごはんがないのに!とかいはじゃないわね!!」 「にんげんさんはゆっくりできないね!あとあまあまちょうだいね!」 「「そうだ!どすならなんとかしてくれるよ!」」 どすは困ってしまいました。 「お野菜さんは人間さんが育ててるんだよ?勝手にはえてこないよ?」 「ご飯がないのは勝手にすっきりして赤ちゃんをたくさん産んじゃったからでしょ!?」 「馬鹿れいむの方が人間さんよりゆっくりできないよ・・・」 「そうだ!森の賢者(笑)、ぱちゅりーならなんとかしてくれるよ!」 「「「ぱちゅりー!!なんとかしてね!!!」」」 「むきゅーーーーーーーーーん!!!??」(ゴパァ!)←クリームを吐いた音 森の賢者(笑)のぱちゅりーは慌てました。 しかし同時に感動もしていました。 いつも、「くちうるさいゆっくり」と言われ、どちらかというと嫌われゆだったぱちゅりー。 しかし今は群れのみんなだけでなく、ドスにまで頼られたのです。 「む、むきゅん! まかせなさい! ぱちゅりーがおやさいさんをてにいれるひさくをみんなにさずけてあげるわ!!!!」 「「さすがぱちゅりー!!もりのけんじゃだね!!」」 「何言ってるのーーー!!? そんなごどじだら人間ざんに殺ざれじゃうでじょーーー!!?」 そして、ぱちゅりーはその秘策を考えるために丘の上までやってきたのでした。 何かドスが言っていた気がしますが、調子にのったぱちゅりーには聞こえていませんでした。 「むきゅん・・・やっぱりあのさくさんがじゃまね。 あれさえなければおやさいさんはかんたんにてにはいるわ!」 ぱちゅりーの頭の中で徐々に作戦ができあがっていきます。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むきゅん!ひらめいたわ! やっぱりぱちゅりーったらもりのけんじゃね!!! むきゅきゅきゅきゅ(笑)」 その瞬間、確かにぱちゅりーの頭の上に「む?ん!」の文字が見えたのでした。 次の日。 ゆっくり達は昨日ぱちゅりーがいた丘の上に集まっていました。 心配そうなドスの姿も見えます。 「もりのけんじゃ、ぱちゅりー!!! ひさくさんをちょうだいね!!」 「むきゅきゅきゅきゅ、あわてないのよ! ・・・こほん、それではひさくをさずけるわ!! どす!! こっちにきてね!」 「ゆぅ? ぱちゅりー、いったい何を・・・」 「・・・・・パチェサン!!」←かけ声 「ぐぼぅ!!!」 なんということでしょう。 ぱちゅりーは賢者(笑)のくせにその無駄に鍛えられた髪を使い、 ドスの長い間使われていないまむまむをくぱぁ、と開いたのです。 「「ぱ、ぱちゅりーーーーーー!!!???」」 「んほーーーー!!むしゅうせいだわ!!」 「むきゅん!だいじょうぶよ! これがひさくよ! さ! いちばんにおやさいさんをたべたいのはだれ!?」 ぱちゅりーが群れのみんなに問いかけますが、みんな動きません。 ドスもショックが大きかったのか目を白黒させています。 あたりまえです。 秘策を授けると言いながらもぱちゅりーのしたことは ドスのまむまむをくぱぁしただけ。 これのどこが秘策なのでしょう? 「ぱ、ぱちゅりー、ちゃ、ちゃんとせつめいするんだぜ!」 「むきゅん?」(ぎらり)←血走った目が光った音 「ゆびぃ!? ぱ、ぱちゅりーさん!おばかなまりさにせつめいしてください!おねがいします!」 「むきゅん・・・しかたないわね」 ぱちゅりーの説明はこうでした。 ゆっくりの胎生出産は、体内の赤ゆをまるで射出するように出産します。 その飛距離はうまく飛ばせばゆっくりが飛び跳ねる距離よりも長いのです。 「ゆぅ、それはわかるんだぜ、ぱちゅりー・・・でもどすにあかちゃんはいないのぜ?」 「むきゅ、そんなのしってるわよ ここからはせつめいするよりじっさいにやったほうがいいわ ・・・れいむ、こっちにたちなさい」 「ゆぅ? ここ?」 「そう、そこでいいわ・・・・・・パチュサン!!」←かけ声 「ゆびぃ!」 「ゆふん(ハート)」 なんとぱちゅりーはれいむをドスのまむまむに挿入してしまいました。 「「ぱ、ぱちゅりー!!!??」」 「・・・・・・・いいなぁ・・・とかいはだわ・・・」 「さ! どす! いまはいったれいむをしゅっさんしてね!!」 「ゆっ!? ゆっ!? ゆっ!?・・・ゆっゆっゆ・・・ゆーーーーーーーーー!!!!!」 ボンっ!!! 「ゆぅーーーーーーーーーーーーーーーん!!おそらをとんでるみたいーーーーーーー!!!」 なんとういことでしょう。 どすのまむまむに挿入されたれいむがまむまむから空高く撃ち出され、 そのまま放物線を描き、柵の向こうに消えたではありませんか。 「「す、すごーーーーーーーーーーーい!!」」 「しゅっさんぷれい・・・!とかいはだわ!」 「これがひさくよ!! こうやってさくをこえて、なかからおやさいをとってくるのよ! それだけじゃないわ! さくのなかにはいったゆっくりときょうりょくしてそとからせめこめば にんげんさんをはさみうちにしてあのむらをわたしたちのゆっくりぷれいすにできるのよ!!!」 「「ゆぅーーーーーーーーー!!??」」 群れのゆっくりは驚きました。 お野菜さんだけではなく、あの村も手に入れられる。 ぱりゅりーはそこまで考えていたのです。 「「さすがぱちゅりーーー!!もりのけんじゃ!!」」 群れのみんなは喜びました。 そうと決まればあとは行動するだけです。 「ゆひー、ゆひー、ゆひー・・・」 「さ、どす。どんどんいくわよ!!!」 「やべでーーー!!もう挿入(い)れないでーーーー!!!堪忍してぇーーー!!」 「むきゅん!そのうちよくなるわ!! いやよいやよもすきのうちよ!!」 「ゆぅ・・・ぬめぬめするんだぜ・・・」 「あふん!!」 ボンっ!!! 「つぎはちぇんだよ~!わかってね~!!」 「駄目なのに!!」 ボンっ!!! 「れいむはしんぐるまざーなんだよ!あかちゃんといっしょにいくよ!」 「「いきゅよ!!」」 「感じ!!」 ボンっ!!! 「あぁ・・・これが、どすの、まりさの!なかなのねぇえええええ!!」 「ちゃう!!」 ボンっ!!! 「あったかいなり・・・」 「へう゛んじょうたい!!」 ボンっ!!! 「むきゅん、こんなもんかしらね」 「ゆ・・・ゆふふふふ・・・ドス・・・汚されちゃったよ・・・・」 丘の上には半数くらいになった群れのゆっくりと真っ白になったドス。 「さぁ、みんな! けいかくのだい2だんかいよ! むらをせめるのよ!!」 「「「ゆっゆっおーーーー!!!!」」」 ぱちゅりーの号令のもと、雄叫びを上げながら村に跳ねていくゆっくり達。 その頭の中には、ゆっくりとした未来しかありませんでした。 「ゆぎゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「ゆべぇ!!!??」 「どがいばーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「む、むきゅん!!!???」 ぱちゅりーは目の前の光景が信じられませんでした。 群れのみんなが、人間さんに潰されているのです。 人間さんはなぜか、全身餡子まみれでした。 中には数人、カスタードまみれだったり、チョコまみれだったり。 「てめぇら! これ! は! なんの! いやがらせ! だ!」 「頭に当たって、首が痛ぇだろうが!!!」 (むきゅん!!?? なんで!? さっきうちだしたゆっくりたちはどうしたの!!??) ぱちゅりーは気づきませんでしたが、 よく見れば村の中には丸い餡子だまりや、カスタードだまりがありました。 それはまるで餡子の入った袋を高いところから落とした炸裂させたような・・・。 「「ひゃっっはーーーーーーーーーーーーーーー!!! 皆殺しだー!!!」」 「ぱちゅりーーーー!! だずげでねーーーーーーーーーーー!!!」 「ど、どす!! なにしてるの!? どすすぱーくをうつのよ!!」 ぱちゅりーは後ろを振り返りますが、そこにドスはいません。 ドスは汚されたショックで、まだ丘の上で放心状態だったのです。 「むきゅーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!???????」 ぐしゃり ぱちゅりーの秘策。 その最大の欠点はぱちゅりーが着地のことを全く考えていなかったことでしょう。 運良く着地に成功したゆっくりも、 真っ先に畑に植えられている唐辛子を食べてしまい永遠にゆっくりしていたり、 他のゆっくりが炸裂する音で外に出てきた人間さんに潰されたりしていました。 まぁ、仮にすべてのゆっくり達が着地に成功したとしても ゆっくりが人間さんにかなうはずがありません。 結果はどちらも同じだったでしょう。 ゆっくり達の未来は全滅以外なかったのです。 こうして、馬鹿なゆっくり達が減った群れは 心とまむまむに傷を負ったドスの元、無事に冬を越すことができたのでした。 めでたしめでたし。 *最後まで読んでいただきありがとうございました。 *すいませんすいません。最悪のネタチョイスかも・・・。 *ありすはふりーだむでかわいいなぁ・・・ *てんたくるさんとか書きたいなぁ・・・ *今まで書いた物* 『ふたば系ゆっくりいじめ 272 おねぇさんのゆっくりプレイス』 『ふたば系ゆっくりいじめ 289 詰める』 『ふたば系ゆっくりいじめ 290 れっつびぎん』 『ふたば系ゆっくりいじめ 307 ぱぺっとショウ』 『ふたば系ゆっくりいじめ 313 おねぇさんのゆっくりプレイス・2』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 畑被害と言っても、実際ゆっくりが食べられる野菜って、トマトやキュウリとかだろうな~ 根菜は掘らないとダメだし、ツル植物の野菜は分厚い皮で覆われているし。 -- 2018-01-16 18 42 24 ↓たいゆっくりならそれなりに強そうだが諸刃の剣すぎる・・・ -- 2016-07-22 15 13 29 ゆっくり大砲 ドスのまむまむによってゆっくりをうちだしドススパークに続く第2の遠距離攻撃を可能にした 着弾時にゆっくりは破裂、体力を失う同時にドスの精神と気力も削る 威力は皆無といっていい開発者は馬鹿ゆっくりパチュリー -- 2012-07-08 16 44 31 森の賢者(笑)wwwwww -- 2012-03-24 12 22 58 ぱちゅリーだけは家にくれば可愛がってやるのに。 もちろん性格矯正した上で。 -- 2011-11-12 06 26 43 さwすwがwぱwちwゅwりw-www -- 2011-11-02 23 19 27 どすは許されたのかww さすがの虐待お兄さんも気の毒がって襲わなかったのかなー? 賢いゆっくりが残って良かったね。めでたしめでたし -- 2010-10-04 20 26 05 ゆん斗ゆっくり砲弾! -- 2010-07-31 23 10 04 空高く撃ち出され でオチがわかったww こういう馬鹿ネタも好き -- 2010-07-27 14 32 28 途中でオチが読めた。 -- 2010-07-07 08 17 56
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旗印のチクってんじゃねーよ 3白 クリーチャー ― オワタ・ネーヨ 2/6 ~をプレイする追加プレイコストとして、あなたのコントロールするオワタを1体生贄に捧げる。 昇天 ~を生贄に捧げる:あなたがコントロールするクリーチャーの上に+1/+1カウンターを一つ置く。 34版の256 イラスト / ̄\ | ^o^ | \_/ _____ // ____/ \_________ // |\_____/ / // │ / // │ ( // │ ,,,,,||||||||||||,,, ) // │ ,,,||||||||||||||||||||||||| / // │ ,,||||||||||||||||||||||||||||||||| / // / ||||||||||||||||||||||||||||||||||||| / // / ,,|||||||||||||||||||||||||||||||||||" / // / ||||||||||||||||||||||||||||||||||||" │ // / ||||||||||||||||||||||||||||||||" /. // / ||||||||||||||||||||||||||||" / // / ""|||||||||||||||||"" ( //< _____\ // \__ ______/  ̄ // \________/ //
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─23─ 律「もうすぐくりすますだよ」 紬「そうね、クリスマスね」 律「今年こそは恋人と過ごしたい」 澪「まだそんな事を言っているのかい、お前と言ふヤツは」 唯「あれっ、澪ちゃんが余裕だ」 律「ま、まさか貴様…抜け駆けしてカレシを……?」 澪「なあに、私ほどになると12.25など既に平日に等しい」 紬「言葉の意味は分からないけれど、とにかく凄い自信だわ」 澪「ふふ~ん」 さわ子「諦めたら、そこで試合終了よ!」 唯「AKIRAメタラー、底弟子愛昇龍拳?」 澪「なに言ってるんですかクソメガネ」 律「アソコが渇き過ぎて遂にタタリ神へと覚醒したか」 紬「常にエロチックな単語に中枢神経を浸食されし、歩く有害図書」 梓「あのアンパンマンに馬糞喰わされそうになったって本当なんですか?」 さわ子「本当よ」 梓「本当だった」 律「一体、何をしたらそこまで嫌われるんだ…」 唯「さわちゃんってカレシいた時、あるの?」 さわ子「そりゃあるわよ」 律「お~」パチパチ 澪「おとな!おとな!」パチパチ 紬「先生、紅茶をどうぞ」カチャ さわ子「ありがとう」 梓「何人くらいと付き合ってきたんですか?」 さわ子「5分以上、会話が弾んだ異性はカウントに入れていいのよね」 律「えっ」 さわ子「あっ、目が合った時点で相思相愛?」 紬「ぺっ」 ぴちゃっ さわ子「ムギちゃん、今、紅茶に唾が…」 紬「入れました」 さわ子「ほほっ」 梓「アイツ、今なんで笑ったんですか」 唯「呪われているんだよ」 さわ子「こうなったらゆっくりと、ねぶるように飲んでやる」ズズズ 紬「えっ」 さわ子「ああ…ムギちゃんの唾液が私を内側から犯してゆくの…」 紬「イヤアアアアッ!?」 唯「早く教育委員会に通報しようよ」 澪「そうだね」 さわ子「やめなさいよ!アンタ達の使ったフォーク舐めるわよ!?」 澪「やめてください!!やめてください!!」 さわ子「れろれろwww」 唯「うわあ~ん!」 梓「もしもし警察ですか」 さわ子「やめろ!!」 さわ子「マジで通報するんじゃないわよ、何考えてんのよ今の10代は……」 律「アンタにだけは言われたかねぇ」 澪「はあ…」 紬「疲れた……」 梓「安西先生…セックスが……したいです」 さわ子「安西先生もしたいです……」 律「先生…」 紬「…セックス」 さわ子「ムッ、ムギちゃん…?」 澪「クスッ」 唯「セックス」 梓「セックス」 律「セックス」 さわ子「あ、あなたたちまで…」ポロッ…ポロポロッ… 紬「さあ、先生も…」 さわ子「セッ…クス…ううっ…」 ガチャッ 和「性行為」 唯「さあ~!やるぞ~!」 ワー!ワー!ワー!ワー…ワー… 唯『みなさんも、インフルエンザにはお気をつけください。』 おわり ─24─ 紬「いつも私ばかりがお菓子を持ってくるけれど、唯ちゃんはそれでいいの?」 唯「わたしシュークリーム好き~」 紬「うん…」 唯「じゃあ、明日は私が何か持ってくるよ~」 紬「えっ、本当?」 唯「ホントだよ。ゆい、ウソつかないよ」 紬「唯ちゃん…!」 律「はああぁ、唯がお菓子持ってくるなんて珍しいなあ」 澪「こりゃあ、おもしろくなってきたぞぉ!」 梓(なんだ、このノリ…) ~明日~ 唯「ムギちゃんムギちゃん!お菓子持ってきたょ!」 紬「まぁまあ!」 律「じゃあ食べようぜ!」 澪「ゆいー、なに持ってきたんだ?」 唯「キャベツ太郎!」 律「え~」 澪「バッカだなあ、もっといいモノ持ってきたらいいのに…」 唯「ふぇぇ…」 紬「ふふっ」 紬「こんな事もあろうかと、私もちゃーんとお菓子持ってきたの~!」 どーーん 唯「わあっ、あんこ」 律「バケツいっぱいのあんこだぞ!」 澪「こりゃ食べごたえがあるぞぉ~!」 紬「ふふっ、食べて食べて♪」 唯「いっただきま~す」 律「むちゃぬちゃっ」 澪「あまい!」 唯「あんこあんまいよ~」メロ~ン 梓(手をべたべたにして餡を貪っている…) 梓「あの…そろそろ練習しませんか……?」 唯「いいよ、やろっか!」 ジャラララ~ン♪ 梓「ハッ、うまい…!」 律「おっ、唯、いい音させてんな~。そんなら私も!」 ズダダン!ズダダンッ! 梓「律先輩もいつもより断然いい…!?」 澪「私の歌を聞けぇ~!」 ズベベベ… 紬「え~い」 梓「あっ、澪先輩とムギ先輩はいつもと変わらないや」 唯「あずにゃんや」 梓「は、はいっ」 唯「どうだった?」 梓「すごく良かったです!」 梓「特に唯先輩と律先輩は普段アレな分、ギャップで余計よく感じました!」 唯「ふっふっふ」 律「どっちがいい?」 梓「へ?」 唯「普段の私たちと、 演奏では覚醒する代わりに演奏以外ではなんかアホになってる私たちと」 律「さあ、えらべ」 梓「な、なにを言っているんですか」 澪「梓、お前はいつも律たちに言っていたよな?」 紬「『もっとマジメに練習してくださいっ』って」 梓「言ってませんよ」 唯「えっ」 澪「いやいやいや!絶対言ってただろ!?」 梓「絶対に言ってませんもん」 紬「どうしてウソをつくの!?」 律「色々段取りがあるんだぞ!」 梓「絶対に言ってませんよ」 唯「クク~ッ!!」 梓「おっと、もうこんな時間なので帰りますね」 梓「お先に失礼しました」 ガチャッ バタン 唯「去った」 澪「去ったな…」 律「というか「こんな時間」って、まだ3時じゃねーか…」 紬「どんな時間なの…」 唯「おやつの時間だよ…」 澪「そうか…」 律「アイツめ…」 紬「色々な展開を考えていたのに…」 澪「なあ、私たちも帰るか…」 律「ああ…そうだな…」 唯「帰ろう…早く帰ろう…」 紬「ああ…あの…この大量のあんこどうしよう?」 律「さあな…」 澪「机の上に置いといたら、さわ子先生が全部食べるだろう…」 紬「そうね…」 唯「あずにゃんめ……」 ガチャッ バタン おわり ─25─ 唯「りっちゃん、カチューシャ外すと可愛いね~」 律「かっ、かわいくねーし!」 梓「おい、ブス」 律「ブスじゃねーし!」 紬「どっちなのよ」 律「普通でいいんだよ、普通で」 澪「ワガママなヤツだなあ」 律「アタシはそんなに大それた事を言ったのだろうか…」 唯「りっちゃんって、ボタンをつけるの得意なんだよね」 律「え?いきなりなんだよ」 澪「そうやって密かに乙女アピールしてるんだよコイツは」 律「そんなんじゃねーし!」 紬「でも、りっちゃんは夕食も自分で作って振る舞ってくれたじゃない」 梓「乙女アピールのニオイがぷんぷん匂うです!」 律「うるさいよ。生きてりゃハンバーグくらい作るし ボタンを縫いつける機会くらいあるもんだろうが」 唯「わたし、全部ういにやってもらうし」 澪「私は全部ママにやってもらうもん」 紬「私は執事やコックにやってもらうわ」 梓「私は唯先輩の家に2回侵入した事がありますから」 澪「おい、この中に犯人がいるぞ」 紬「料理が出来る理由は色々思い付くけれど…」 律「まあ、母さんが遅くなる日にチョイチョイ作ってたからね」 唯「じゃあボタンをつけるのが得意なのは何故なにナデシコ?」 律「裁縫が得意でも別に不自然じゃなかろう」 紬「でも、りっちゃんが得意なのはボタン縫いだけ。 裁縫そのものは苦手だったじゃない?」 澪「そういえば律は子供の頃 よく自分の服のボタンを引きちぎっては縫いつけたりしてたよな」 律「まぁな」 唯「ふぇ?」 紬「なぜそんな事を…」 律「……」 唯「……」 紬「……」 律「普通ボタンを引きちぎると興奮するだろwwwww」ハァハァ? 紬「確かにwww」ハァィ 唯「わぁああっ」 紬「はあひい」 澪「ゆ、唯、お前のボタン引きちぎらせてくれwww」 唯「澪ちゃんまで!?」 梓「じゃあ、私、唯先輩の足を抑えてますね」 唯「この中には犯人しかいなかった!?」 キャー おわり 4
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―65― ―晶の部屋― ドンドン!ドンドン! 晶「うおっ!?」 菖「なんだろ、こんな時間に戸を叩く音が…」 晶「ったく、誰だ~?」 ガチャ 唯「晶ちゃん晶ちゃん!」 晶「おお?なんだ、唯か」 幸「どうしたの…?」 唯「明日はバレンタインデーだよ」 晶「そうらしいな」 唯「だからチョコレートちょうだい!」フンス-3 晶「どういう思考回路してんだコイツは」 菖「唯ちゃん、晶からチョコもらいたいんだ~?」 晶「ハァ?」 幸「晶、唯ちゃんにモテモテだね…」 晶「バカか!おい唯、お前一体何企んでるんだ」 唯「以前、晶ちゃんが恋バナをしてるのを思い出しまして!」 幸「えっ」 菖「えーと、それって晶が高校の時に軽音部の先輩に片思いしてたって話?」 唯「そうそう」 晶「カッ…それがなんだってんだよ!」 唯「晶ちゃんが未だに女々しくもその先輩にチョコを作ると仮定して その過程で出来た失敗作チョコをいただけたらと思って訪問してみたんだよ」 晶「…!?」 菖「なるほど~」 幸「意外と考えているわね」 唯「というワケでチョコください」 菖「じゃ私にもちょーだい」 幸「私にも」 晶「てか作ってねーし!てか女々しくねーし!」 唯「え~…今日はそれだけを楽しみに生きてきたのに…」 晶「チョコが食いたきゃ買えよ」 唯「私は人が想いを込めて作ったチョコをまったく関係ない私がつまみ食いするシチュエーションが好きなんだよ~」 菖「素敵な考え方だな~」 晶「いや、ソイツなんか悪魔みてーな事言ってねえ?」 幸「でも晶も悪魔みたいな変な髪型してるし…」 菖「本当だよね」 晶「うるせーよカッケーだろうがこの頭!?」 唯「そうだよ!!晶ちゃんのヘアスタイルは超カッコいいよ!!」 晶「えっ、おっ、分かってくれるのか!?」 唯「だから超チョコレートちょうだい!」フンス-3 晶「帰れよ」 唯「じゃあ菖ちゃんとかでもいいからチョコください!」ペコリ 菖「『とかでもいい』って言われちゃったよ」 幸「礼儀正しいけど私たちはあくまで妥協案扱いなのね」 唯「チョコないの?」 菖「今、チョコはないかなー」 幸「ごめんね、唯ちゃん?」 唯「じゃあ私、帰るね~!ペッ」 びちゃっ パタン 晶「オイ、あいつ、アタシの部屋、床、びちゃってツバッ!?」 菖「あの子おもしろい!」 幸「また来ないかしら」 晶「ふざけんなよ!?ふざけんなよ!?」 ガチャッ 澪「晶、うるさいよ…」 菖「おや、澪ちゃん」 幸「ごめんね、部屋お隣りで騒がしくして」 澪「あ、幸」 晶「み、澪、お前、唯が今!!ツバ!!アタシの部屋に!?」 澪「お、おい、この人、気は確かか?」 菖「平気平気。そいつ男勝りぶってるけど内心はヘタレだから」 幸「テンパるといつもこんな感じよ」 澪「はぁ…」 澪「そうか、唯がそんな事を…」 澪「それは済まなかったな」 晶「アイツどうかしてるぞ」 澪「まあ、唯は自由人だからな。昔、トイレに行くのが面倒だからと部室からホースで25メートル先のトイレに放尿しようとした経歴があるくらいなんだ」 菖「すっげえ」 晶「お前らソレ止めなかったのか?」 澪「止めたら漏らすと脅された」 幸「ロック」 澪「気付けば私はホースの先を握りしめて走り出してたよ」 菖「盗んだバイクで走り出す事がとても正しい事のように感じる出来事だわ」 ガチャッ 律「おーす!菖!」 菖「あっ…、りっちゃん」 澪「ん、律か」 晶「お前はなんで菖の名前叫びながらアタシの部屋に飛びこんでくるんだ」 律「いや~、なんか菖のニオイがしたからさぁ」 菖「えっ、ニオうかな…」クンクン 律「大丈夫大丈夫。菖はいいニオイだよ」 菖「そっかなぁ~///」 澪「…それでお前なにしに来たんだ」 律「それが明日はバレンタインデーらしい」 晶「そうらしいな」 律「菖、チョコくれ」 澪「…!」 菖「え、私?」 律「なんかアレなんだよ」 律「ぶっちゃけた話、かわいい菖の作ってくれたチョコをアタシはものすごく味わいたいんだよ」 澪「…!」 菖「えっ、えっ?」 律「材料とか用意するし、なんなら手伝うからさ、明日一緒に作らないか?」 菖「え…」 菖「ん~……」 菖「まっ、いいけど」 澪「シュオッ」 晶「シュオッてなんだ?」 幸「晶、ちょっとだけ黙っててね」 晶「」 澪「あっ、私なんか眠くなったから部屋に戻るよ、おやすみ。ペッ」 びちゃっ パタン 晶「なぜヤツらは去り際にツバを…」 幸「澪ちゃん…」 ガチャッ 紬「セックス」 晶「もうなんだコイツ」 紬「何かそういう気配がしたから来てみたわ」 律「やあムギ。調子はどうだ?はっ、はっ」 紬「上々よ。ところで明日はバレンタインデーらしいわね」 晶「お前ら他に言う事ないのか」 紬「晶ちゃん」 晶「なんだよ」 紬「私があなたの気をひいているウチに晶ちゃんのベッドで りっちゃんと菖ちゃんがけしからん事になってるけどいいの?」 晶「あぇ?」 律「なぁ、ちょっとだけ…ちょっとだけだから…」モゾモゾ 菖「ふっ…ん」 晶「ふっ…んじゃねえよ!?お前ら人のベッドでなにしてんの!?」 幸「ああああああ」 紬「けしからんわ~」 晶「ど、どうすればいいの…?」 ガチャッ 澪「律!なんとなくチョコ作ってきた…よ…律?」 幸「澪ちゃん、見ない方がいいわ」 紬「右手をご覧ください」 紬「あれがSEXです」 律「くっ…」 澪「何が、くっ…だよ!?えええ!?何感じてんだお前っ!?」 晶「もっと言ってやって」 澪「私も出るぞっ!!」モゾモゾ 晶「クアトロ大尉!?」 幸「じゃあ私も混ざる…」モゾモゾ 晶「アタシの部屋で4Pすんのはやめろ!?」 紬「5Pなら?」モゾモゾ 晶「許すワケねーだろ!?」 律「くっ…」 晶「お前ソレしかねーのかよ!?」 ガチャッ 唯「チョコレートッ!」 晶「もはやお前が常識人に感じるわ」 律「くっ…」 澪「くっ…」 菖「くっ…」 幸「くっ…」 紬「くっ…」 唯「ほえ?みんなベッドの中で何してるの~?」 晶「何かの呪いだろ」 唯「ほえぇ」 晶「それより唯、こんな連中ほっといてコンビニ行こうぜ」 晶「手作りじゃないけどチョコくらい買ってやるよ」ポン 唯「え、ホント!?わ~い、やった~♪」 晶「お前を見てるとホント癒されるわ」 唯「晶ちゃん好き~♪」 晶「コラ、くっつくなって…!」 パタン… 律「おっ、どうやら晶が唯にチョコやる流れになったみたいだぜ」 澪「唯、晶のチョコ欲しがってたしな。まあ、ここらがオトシドコロか」 幸「晶もアレで唯ちゃんの事、気にかけてるみたいだし…」 紬「めでたしめでたしという事で」 律「うんうん」 菖「そんじゃ、解散っ!」 澪「お疲れ~」 幸「あ…ね、澪ちゃん。目も冴えてきたし、ちょっとだけ私の部屋で話さない…?」 澪「え?あ、うん。いいよ。行く行く」 律「あ~部屋戻るの面倒くさ。菖~、おんぶ~」 菖「え~?そんじゃおんぶしたまま私の部屋に連れこんじゃうぞ~」 律「お~、いいよいいよ。菖の好きにしてくれい」 菖「フフッ♪」 菖「ホ、ホントに連れてっちゃうよ…?」 律「うん。ホントに連れてっちゃってくれ」 菖「///」 パタン… 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「……」 紬「お気に入りのエロ本読んで今夜もオヤスミ☆」 紬「ふ わ ふ わ T ア ア ア I M Eッッッ(´;ω;)!!!」 ―65― おわり 戻る
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人の名前を変えんじゃねえ!!(後編) ◆WcYky2B84U 「な、何だ!?何が起こった!?」 突如起きた『異変』に、ヒィッツカラルドが辺りを見回しながら驚きの声を上げる。 「何だこりゃあ……」 カミナも、ただ呆然とこの部屋の中に起きた『異変』を見守るばかり。 松明の光だけが辺りを照らしていた薄暗い石畳の部屋は……今や、眩いばかりの空色の光に包まれていた。 そして、その光の出所は…………ビクトリームの持つデイバックの中! 「……ッ!?おい、ガンメンモドキ!!てめぇ一体何しやがった!?」 何か、妙な支給品を使ったのか……だが、誰よりも驚いているのは他でもない、ビクトリーム自身だった。 「まさか……まさか……まさかまさかまさかまさかむぁすぁくぁぁぁぁぁぁ!? 貴様がッ!!貴様がそうだと言うのかグラサンよぉ!?」 信じられないという様子で、ビクトリームがカミナを見る。 まさか。ありえない。なぜなら、本来『その役目』にいるべき人間はここにはッ!? 「ブルァァァ!?」 ビクトリームの思考はそこで途切れ、即座にデイバックを持ったまま駆け出した。 つい先ほどまでビクトリームが立っていた場所に亀裂が入る。 「何が起きているのかはわからんが、貴様を残しておくのは厄介そうだ!先に始末させてもらう!!」 ヒィッツカラルドが標的をカミナからビクトリームへと変更し、攻撃を仕掛けたのだ。 その直後、連続でビクトリームへと飛来するカマイタチ。 「ブルァァァ!!ブルァァァ!?ベリーピィィンチ!!ベルィィィィピィィィィンチィィィ!!!」 あちこちを全速力で駆け回りながら、必死で攻撃からデイパックを守る。 そうしなければならない、なぜならこの中には……。 「えぇぇぇぇぇい!!もうこうなりゃヤケッパチよぉぉぉぉぉ!!!」 走りながらデイパックの中を漁り、目当ての物を見つけ出したビクトリームは、それをカミナへと放り投げた!! 「受け取れぇぇぇぇぇ!!!」 「うぉぉお!?」 突然の事態に慌てながらも、どうにかそれを受け止める。 投げられたそれは……空色に輝く奇妙な本!! 「おいコラ!!いきなりこんなゴミ渡してんじゃねえぞこの野郎!!」 どう見ても武器には思えない物を投げられたカミナが非難の声を上げる。 「ええい、そんな事はどうでもいい!!早く、早くその本を読めぇぇぇぇ!!」 カミナの声に答えている間にも、カマイタチはビクトリームへと次々に襲い掛かる! 「はぁぁ!?バカ言ってんじゃねぇ!!俺は『文字』とかは読めねぇんだよ!!」 「ベリィィィィィシィィィィィット!!いいから読め!!早く読むのだぁぁぁぁぁぁ!!」 (……こいつらは何を話している?) 休まずにビクトリームに攻撃しながらも、ヒィッツガラルドは現状を考察する。 この『異変』の正体が、あの奇妙な本である事はおそらく間違いない。 だとすれば、あの本こそが何かしらの武器である事は間違いないはずだが……? 「だから『文字』は読めねぇっつってんだろうが!!なのにどうやって読めってんだバカ野郎!」 「こぉぉぉのニブチンがぁぁぁ!!いいから読め!!読めばわかる!!」 つい先ほどから噛み合わない会話を続けるこの二人。 普通に考えれば、あの本が武器だったとしても『文字』を読めないこの男には扱えぬ物のはず。 (問題は無いか…?) 自分と本を持つ男の距離は5m程。もし攻撃に転じたとしても、十分に迎え撃つ事ができる。 (ならば…詳しい事情を知っているであろうあの物体を先に仕留める!!) さらに素早く指をかき鳴らし、ビクトリームを追撃する!! 「何も、問題は無い…貴様達二人は、ここで何も出来ぬままに死ぬのだよ!!」 「読め読め読めってなぁ、人をバカにするのもいい加減にしやがれ!!」 一体何なんだあの野郎は。ついさっきから自分が文字を読めないと何度も叫んでも、読めの一点張り。 本気でバカにしてやがるのかこのガンメンモドキ。いいか?本ってのは文字が書いてあるもんだ。 だからこうやって開いた所で、文字が読めない俺には何も……何も…ッ!? 何だよこれ………『読める』………ッ!? いや、違う…この感覚は、読んでるんじゃねぇ……読めなくても、頭で理解できる! この一番上にある文字、これは………!! 「よぉぉぉやくわかったかこのバカ者がぁ!!!」 本を開き、それを黙って眺めているカミナに気づいたビクトリームが動きを止め、ヒィッツガラルドに向き直る。 「ここまでだ、白目男よ!!今からこの華麗なるビクトリーム様の真の実力を見せ付けてくれるわ!!」 「何……?」 様子がおかしい…何故、こいつの『実力』だと? 本を持っているのはあのサングラスの男の方…いや、だがこれではっきりした事がある。 それは……『攻撃を行うのがこの物体』である事! 「面白い…この十傑集、素晴らしきヒィッツカラルドに勝てるというのか!?」 連続で指をかき鳴らし、発生した無数のカマイタチがビクトリームへと襲い掛かる!! 「ふん、どんな攻撃かは知らんが、これだけのカマイタチを受ければ……」 その時………辺りを包む空色の光が、より一層眩く輝いた!! 「なっ……!?」 思わずヒィッツカラルドが、その光源へと目を向ける。 そこにあるのは……さらに強い輝きを見せる本を持ち、不敵に笑うカミナの姿。 「………マグルガァァァァァァァァ!!!!」 本を持ったカミナの絶叫に呼応し、ビクトリームの頭部に光が集まる!! 「ブルァァァァァァァ!!!」 ビクトリームが雄たけびを上げた瞬間、彼の頭部からV字型の光線が発射された!! その光線は、次々とカマイタチを相殺しながらヒィッツカラルドへと向かってゆく!! 「馬鹿なッ……!?チィッ!!」 仕方なく、十傑集ならではの強靭な脚力を用いたジャンプにて回避行動を取る。 目標を失った光線はそのまま壁へと衝突し、巨大な穴を残して消えた。 「おお…我が勝利を暗示する華麗なるVの傷跡よ…素晴らしい…ベリーナイス!! さすがは我が術!!あまりの強さに私自身が恐ろしくなるわぁ!!!」 満面の笑みを浮かべながら、ビクトリームは本を持つカミナの所へと向かう。 「良いかグラサンよ!!もっと『心の力』を込めて術を唱えろ!! あらゆる感情を詰め込んで、気合いを込めて叫ぶのだぁ!!」 「俺に指図するたぁいい度胸じゃねえかガンメンモドキ…だがなぁ…今はてめぇよりあの野郎のほうがムカついて仕方ねえ! 気合いを入れろだぁ?俺を誰だと思ってやがる!!気合いだったら誰にも負けねえ、それが……俺だぁぁぁぁ!!!」 カミナの持つ本の輝きが、更に強くなっていく!! 「マグルガァァァ!!」 移動したヒィッツカラルドに向かって、再度放たれるマグルガ! 何とかかき消そうと連続でカマイタチを放つも…心の力を込められた術を消すには至らない!! 「くっ、ならば……ッ!!」 もう一度回避を行うヒィッツカラルド。 だが、まだカミナとビクトリームの攻撃は終わらない! 「マグルガ!!マグルガ!!マグルガ!!マグルガ!!マァァァグゥゥゥルゥゥゥガァァァァァァ!!!」 「ブルァァ!!ブルァァ!!ブルァァ!!ブルァァ!!ブゥゥゥルゥゥゥウァアァァァァァァァァ!!!」 畳み込むように、連続でマグルガを放つ! だが、対するヒィッツカラルドも次々に移動を行い、光線を回避していく!! 攻撃ラッシュが止んだ後、再び二人と対峙したヒィッツカラルドの額には、汗が光っていた。 「おいおいどうしたよぉオッサン…今度はテメェが疲れてるんじゃねぇのか?」 その様子を見て挑発するカミナだが、ヒィッツカラルドの様子に変化は無い。 「……ふむ……君は、私がただ逃げていただけだと思っているのかね?」 「はぁ?」 ヒィッツカラルドの言葉の意味を掴みかねたカミナが気の抜けた声を上げた瞬間……天井からの妙な破裂音が耳に入った。 「なっ……!?」 「君達のその攻撃は確かに強力だ…だが、いささか強力すぎたようだな…この古墳の壁では、耐えられなかったようだ」 思わず天井を見上げたカミナを眺めながら、ヒィッツカラルドはゆっくりと手を上へ向けた。 「真っ二つに出来ないのは残念だが…これで、最期だ」 ―――――――――――――――――――――――――パチン!! カマイタチの一撃が呼び水となり、天井の亀裂が縦横無尽に走り出し…ついに限界を迎える。 「てめぇ、姑息な手ぇ使いやがって!!」 「ベリィィィィィィシィィィィィィット!!生意気にぃぃぃぃぃ!!!」 崩落の轟音と二人の非難の声を背中に、ヒィッツカラルドは背後の通路から全速力で古墳出口へと向かった。 「ふむ……まぁ、こんな物か……」 古墳出口から飛び出し、森の中へと到着したヒィッツカラルドが、背後を振り返りながら呟く。 そびえ立つ古墳を見上げると、中央部分に崩落した穴が見受けられる物の、全壊には至っていない。 思ったよりも、この施設は頑丈に出来ていたらしい。 「これでは、きっちりと生き埋めになっているかどうかはわからんな……」 まぁ、その時はその時だ…そこまで考えたところで思考を一時中断し、デイパックの中の支給品を取り出しかけ……やめた。 「………そこまで消耗をしたわけではないか…いくら効果が微量と書いてあるとは言え、そう簡単に使う必要も無い」 そう言いながら彼が覗いているディパックの中には、光り輝く石が数個入っているビンが有った。 『月の石のかけら』、という物らしい。 それを胸に当てる事で、体の傷や体力、『心の力』なるものを僅かながら回復する事ができるとの事。 が、空気に触れ続けると効力を失ってしまうため、ビンから出した状態ですぐに使用しなければ効果は得られない。 また、ビンの中に保管していても、24時間程でただの石ころのようになってしまう……と、説明用の用紙には記されていた。 「思ったよりも、使いどころが難しそうだな……ん、待てよ…」 『心の力』。用紙を見たときには意味がわからなかったが、今戦ったあのVがそんな事を言っていたような…。 「……まぁ、全てはあの二人が生きていれば、の話か…そういえば、結局名前を聞きそびれたな」 ヒィッツカラルドの脳裏にV字型の謎の白い物体と、カミナが掛けていたV字型のサングラスが浮かぶ。 「まだ獲物は沢山いる…もし生きていたとしても、今は君達を深追いしないでおこう。 だが……次にあった時は今度こそ真っ二つだぞ……『Vの男』よ」 そう呟くと、素晴らしきヒィッツカラルドは新たな獲物を求め、森の中を歩き出した。 【D-8 古墳北出入口付近の森・1日目 黎明】 【素晴らしきヒィッツカラルド@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】 [状態] 体力小消耗 [装備] 無し [道具] 支給品一式、月の石のかけら(5個)@金色のガッシュベル!! ランダム支給品(0~2個) [思考・状況]基本・ゲームに乗り、破壊と殺戮を楽しむ。 1・ひとまず人の多そうな場所へ向かう。 2・『Vの男』(カミナとついでにビクトリーム)に再び会えれば、今度こそ殺す。 3・『心の力』というのが何なのか、ほんの少し気になる。 【補足】 月の石のかけらについて 使い捨て回復アイテム。月のような光を放つ不思議な石のかけら。 ビンの中から取り出し、胸に当てる事で傷や魔物の子の術を使うのに必要な『心の力』を回復する事ができる。 一人用という訳ではなく、中心に置いて焚き火のように皆で手を向ける事で複数人を回復する事も出来る。 人数が多いほどに回復能率が悪くなる、という事はありません。 ビンから取り出すと十数秒で光が消え、ただの石ころになってしまうので取り出しは手早く行うように。 また、ビンに入れたままでも空気に微妙に触れてしまうため、24時間後の2日目・0 00分には全ての石の回復効果がなくなります。 「チッ………これじゃああの野郎を追っかけたくても出来ねぇか……」 目の前に立ちふさがる瓦礫の山を見ながら、カミナが毒づく。 どうにか生き埋めは免れたものの、つい先ほどの崩落によって部屋の半分が分断され、片方の出口へ抜けられなくなってしまったのだ。 ヒィッツカラルドが逃げた通路があるのは、この瓦礫の向こう側。流石のカミナでも、ここを通り抜ける事は出来ない。 「ったく胸糞わりぃ……次あったらただじゃおかねえぞ……っと」 ふと、部屋に差し込む暖かい光に気づき、見上げる。 ぽっかりと穴が開き、すでに天井としての意味を失ったその場所からは……綺麗な満月が覗いていた。 「…………へぇ……そうか……」 なんとなく、今までの苛立ちが癒されていく感じがした。 こんな訳のわからん野郎どもがいる訳のわからない場所にも、月は出るのだ。 ――――俺たちもいつか、あの月ってとこまで行ってみようや。 そう、自分の大事な弟分と誓いを立てたのはいつの日だったか。 …………さて……その誓いを現実にする為にも、だ。 「一先ずはシモンとヨーコと合流して……グレンラガンを取り戻して…そんで、あの螺旋王とかいう奴をぶっ飛ばしてからだな!」 「ビクトリーム!」 「つってもどこにあんだろうなぁグレンラガン…どっかの誰かが持ってりゃ良いんだが」 「ビクトリーム!」 「シモンとヨーコもどこに居やがるんだか……まぁあいつらの事だし、そこまで心配はいらねえだろうが 「ビィィィィィィィクトルィィィィィィィィィィィィム!!!!!」 ついさっきまでのいい気分も跡形も無く吹き飛ばすような、野太い声がカミナの耳をつんざく。 うんざりとしながらも、声の方を見てみると、またもや怒りに打ち震えるVがいたわけで。 「………いたのかテメェ」 「いたのか~じゃないわこのタワケがぁぁぁぁぁぁ!!ベルィィィィィィスィィィィィット!!! まぁぁぁたこの私を無視しおってぇぇぇぇ!!!」 はぁ、と深いため息が思わず出てくる。 ついさっきは止むに止まれず共闘したものの、やはりこのガンメンモドキとはウマが合わない。 「勝手にキレてろ。俺はやらなきゃやらねぇ事があるからよ…どこへなりとも行きやがれ」 そのままビクトリームを無視し、後ろの通路からこの古墳への出口へ向かおうとする。 「ちょぉぉぉぉぉっと待ったらんかぁぁぁぁぁい!!!」 が、即座に通路の前にビクトリームが立ちふさがり、カミナの進路の邪魔をする。 「………何だテメェ。やっぱ俺に喧嘩売りてぇってのか?」 「ふん!!私だって貴様の事は気に入らんわ!!」 だったら早くどけってのこの野郎。 しかし……次にビクトリームの口から飛び出したのはあまりにも意外な発言。 「だが、そうも言ってられん……私と貴様は……『パートナー』になっているのだからなぁ!!」 「………………はぁ?」 パートナー?俺とこのガンメンモドキが?何でだよこのヤロウ。こっちから願い下げだっての。 「えええぃ!!そこまで露骨に嫌がるなぁ!!私だってなぁ、モヒカン・エース以外の人間をパートナーにするのは気が進まん!! だが……仕方ないのだ!!貴様がその本を読める事がその証拠!!」 「本ん?」 そこまで言われて、ふとまだ自分が先ほどの本を片手に持っている事に気づくカミナ。 そのまま、なんとなくパラパラともう一度本をめくってみる。 「良いか?我ら魔物の子が人間の世界で術を発動するには、パートナーの存在が必要不可欠だ!! パートナーがその本を持ち、『心の力』を込めて術を唱える事で、初めて私は術を使える!! そしてその本を読めるのは、ただ一人のパートナーのみ…のハズなんだが… まぁ細かい事を言っても仕方あるまい!!モヒカン・エースがいない今、本を読めるお前こそが…」 「………………読めねぇぞ」 「そう、読めないお前こそがなぁぁぁぁぁぁんばしょっとぉぉぉぉぉぉぉ!!???」 唐突にカミナが放った一言に、ビクトリームが思わず素っ頓狂な叫びを上げる。 読めない!?何故に!?どうして!?さっき思いっきり術を使っていたのに!?ベリーミステリー!! 「いや、だからもう読めねぇんだっての…こうなりゃもうタダのゴミだな」 そういいながら、カミナが興味を失ったようにポイと本を放り投げる。 「ブ、ブルァァァァァ!?なぁぁぁぁにをするかぁぁぁぁ!!!」 地面につく直前に、ビクトリームが滑り込む形で本をキャッチする。 「き、貴様ぁ、わかっているのか!?この本がもし無くなれば、私は魔界へ強制送還されてしまうのだぞ!?」 その言葉を聴いた瞬間、ピクリとカミナの耳が動いた。 「ほぅ、そりゃ良い事聞いたぜ……つまりその本をバラバラにすりゃあ…テメェともおさらばって訳かぁ!!!」 片手に持っていた剣を突きつけ、今にも襲い掛かりそうな勢いでカミナがビクトリームを見る。 だが、そう簡単に怯む程にビクトリームは柔な性格ではない。 「バカモノがっ!!残念だがなぁ!!魔本はパートナーには燃やされないようになっている!! 今は貴様は本を読めないようだが、つい先ほどは確かに本を読んでいただろう!? すなわち、貴様はどうあれ私のパートナーである事に変わりはなぁぁぁい!!!」 逆にカミナの方を睨み付け、こっちから啖呵を切ってやる。 正直な話、『本を読めないパートナー』など聞いたことはないが、自分は『千年前の魔物』というイレギュラーな存在。 もしかしたら、モヒカン・エースこそがパートナー違いである可能性もあるのだ。 もしそうだとしても、この男よりもモヒカン・エースの方が何倍もまともなパートナーだったと言えるが……。 「……ったく、メンドくせぇな……」 興味を無くしたのかやる気がそがれたのか、剣の矛先はビクトリームから外れた。 そのままカミナはビクトリームに背を向けると、つい先ほどの戦闘で落としたサングラスを拾い、掛けなおす。 「ぬぅ……ぐぅぅぅぅぅぅ……!!」 「……おっ、さっきのメロンが残ってるじゃねえか…ラッキー♪」 「ブルァァァァァァ!!!ベリィィィィィィシィィィィィィット!!!」 ビクトリームは自分のデイパックの中に魔本を放り込むと、溜まりに溜まった怒りを爆発させた。 何なんだこの男は!何故こんな傍若無人でソリの会わない男が自分のパートナーなのだ!! モヒカン・エースはどこに行った!!そしてメロンを寄越せ!!ちゃんと本を読め!!それとメロンだ、メロンを持ってこぉぉぉい!! やや意味不明で支離滅裂な感情を湛えながら、ビクトリームはついにカミナにその言葉をぶつける。 「貴様!!一体何様のつもりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 カミナの動きが、止まった。 「………俺が何様のつもりだって?」 そう言うやいなや、バッとマントを翻して勢いよく振り返る!! 「オウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウ!!!俺を誰だと思ってやがる!!」 片手に持った半分のメロンをビクトリームへ突き付け、不敵に笑い… 「暗ぇ村から飛び出して、喧嘩ばかりのぶらり旅!!」 そのまま、手に持ったメロンをひょいと空中へ放り投げた!! 「荒くれどもを纏め上げ、獣人どもをぶっ飛ばす!!」 即座にもう片方の手に持っていた剣を翻し…浮いたメロンを二つに切り裂く!! 「大グレン団団長にして、不撓不屈の鬼リーダー!『カミナ』様たぁぁ……」 勢いそのままに剣を背負ったデイバックの中に突っ込んで、素早く落ちてきたメロンを両手でキャッチし…… 「俺の!!事だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 大見得を切りながら、カミナは高らかに自分の名を宣言した!! …………………………………………………………………………………………………………静寂。 常人であれば、居た堪れなさのあまり赤面してしまいそうな静寂が辺りを包んだ。 先ほどまで怒りを露にしていたビクトリームも、メロンを求めるのも忘れ、ただ黙ってカミナを見ている。 だが……カミナという男は、良くも悪くもこんな程度で怖気づく人間ではなかった。 「……………カミナ?」 「へっ、どうしたガンメンモドキ!俺の名乗りを聞いてビビリやがったか!?」 ビクトリームの様子を見ても、自分の口上に引いているとは微塵も感じていない。 実際の所、確かにビクトリームは『カミナの口上に引いている』訳ではないのだが……。 「………そうか……なるほど……そういうことか……」 一人、納得したようにビクトリームが呟く。 長らく抱えている悩みが、ようやく氷解したような晴れやかな表情をして。 「あ?なんだてめぇ?何か文句でもあるってのかこの野郎!?」 ビクトリームの態度が気に入らず、思い切り不満をぶつけるカミナ。 不満をぶつけられた瞬間…ビクトリームの表情が烈火の如く燃え上がった!! 「おぉぉぉぉぉぉぉぉおありよぉぉぉぉぉぉ!!!貴様!!」 ここまで吼えた所で一呼吸置き、再び息を吸った所でビクトリームが吼えた。 「貴様の名前がダサすぎるから私の本が読めんのだぁぁぁぁ!!!」 「な………!!」 あまりにも予想外のビクトリームの言葉に、カミナの体が硬直する。 「ハンッ!!カミナなど下らん名前!!全く、ようやく本が読めん理由がはっきりしたぞ!! そんなダサイ名前のパートナーでは、私の魔本もやる気を出さんわ!! ついさっき本が読めた事こそが間違いだったのよぉう!!」 魔本に意思など無いというのに、まるでそれが正解であるかのように答えを出すビクトリーム。 「な………な………!?」 カミナはまだ我を忘れている。 「だが、問題がはっきりしたのならばもう解決は目前!! 喜べ!!貴様にはこの華麗なるビクトリーム様じきじきに名前をくれてやろう!! そう、貴様は今日から………」 「…………………………」 カミナは何も答えない。 そんなカミナの様子になど意に介さず、ビクトリームは嬉々として『カミナ』への命名を行った。 「貴様は今日から!!『グラサン・ジャック』として生きていくのだぁ!!!」 「……………………………」 カミナが、自分の両手を見る。 今、そこには半分になったメロンが乗っている。ゆっくりと、その一つに齧り付く。 ………甘い。瑞々しい香りが口の中に広がる。どうやら、『ベリーなメロン』という名は伊達ではないらしい。 なにやら目の前でガンメンモドキが騒いでいるが、気にしてはいけない。今はまだ。 そのまま、一つのメロンを食べ終わると、皮を後ろへ放り投げる。 よし。これで片手が空いた。 「…………人の名前をぉぉぉぉぉぉぉぉぉ………」 ゆっくりと、しかし確実に片手に力を溜める。 今自分がされようとしている事にようやく気づいたのか、ガンメンモドキが慌てているが、もう遅い。 「変えんじゃねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」 カミナ渾身の右ストレートがヒットし、ビクトリームの体が大地に転がった。 「ブルァァァァァァァ!!??痛い!!痛いぞぉグラサン・ジャックよぉぉぉぉ!? どうしたのだ!?何が不満なのだ!?いい名前ではないかグラサン・ジャァァァァァァァァック!? ブルァァ!?やめろ!?こっちに来るな!!落ち着くのだグラサン・ジャック!! ビクトリーム!!ビクトリーーーーブルァァァァァ!?やめてくれぇぇ!!馬乗りはやめてくれぇぇぇ!! ああ痛い!!痛い!!痛いってのよぅ!!こ、この痛みを和らげるにはメロンしかない!! さぁグラサン・ジャックよ!!私にメロンをブルァァァァ!?もぐな!!無理やり首をもぐなぁ!! いいからメロンだ!!今ならメロンを寄越せば許してやる!!ギブミーメロン!!プリーズメロォォォォン!! ブルァァァァァァァァァァァァ!!グラサン・ジャァァァァァァァァァァァァック……………」 【D-8 古墳内部(安置の間南方面)・1日目 黎明】 【カミナ@天元突破グレンラガン】 [状態] 体力中消耗、左肩に中程度の裂傷(激しく動かすと痛みが走るが、我慢できないほどではない) [装備] なんでも切れる剣@サイボーグクロちゃん、四分の一サイズのメロン [道具] 支給品一式、ベリーなメロン(14個)@金色のガッシュベル!!(?) [思考・状況] 1・このガンメンモドキ(ビクトリーム)を気の済むまでボコる。 2・シモンとヨーコとさっさと合流したい。ついでにガンメンモドキとは別れたい。 3・グレンとラガンは誰が持ってんだ? 4・もう一回白目野郎(ヒィッツカラルド)と出会ったら今度こそぶっ倒す! ※参戦時期は第7話終了直後です。 ※グレンとラガンも支給品として誰かに支給されているのではないかと思っています。 ※ビクトリームをガンメンに似た何かだと認識しています。 ※文字が読めないため、名簿や地図の確認は不可能だと思われます。 【ビクトリーム@金色のガッシュベル!!】 [状態] カマイタチによる小程度のダメージ、現在進行形でカミナの攻撃による中ダメージを受けている [装備] なし [道具] 支給品一式、ランダム支給品(1~3個)、魔本 [思考・状況] 1・やめるのだグラサン・ジャック(カミナ)!!いいからメロンを寄越ブルァァァ!? 2・正直な所グラサン・ジャックと気が合いそうにないが、モヒカン・エースと合流するまでは一緒に行動する。 3・モヒカン・エースと再会したら目に物見せてくれるわぁ!!ああ!?股間の紳士をいじめないでぇ!! ※詳しい参戦時期は次回以降の書き手さんにお任せしますが、少なくとも石版から復活し、モヒカン・エースと出会った後です。 ※会場内での魔本の仕組みに気づいておらず、半ば本気でカミナの名前が原因だと思っています。 また、耐火加工についても気づいていません。 ※モヒカン・エースがゲームに参加していない事にも気づいていません。 また、メロンの事で頭が一杯になっているため、名簿確認や支給品確認の必要性にも気づいていません。 ※D-8の周囲5マスに、古墳崩壊の轟音が響き渡りました。 【補足】 なんでも切れる剣 ご存知、クロちゃんとミーくんの愛用武器。普段は彼らの盲腸の辺りにしまわれている。 なんでも切れる剣、といいつつも切れない物も普通にある。 ロワ内では普通の大剣、という扱いです。 ベリーなメロン 一見なんて事無いごく普通のメロン。 だが、一口食べればその瑞々しい甘さと柔らかな口どけで僕らの心を掴んでくれるはず。 といってもただのおいしいメロンなので、特別な効果は一切ありません。 魔本について カミナが一時的にビクトリームの魔本を読めたのは、 彼ら二人が「ヒィッツカラルドを倒したい」という同じ強い想いを抱いたからです。 戦闘が終わり、その目的が失われた瞬間には既に魔本が読めなくなっています。 もしこの先この二人が「~~をしたい!」という同じ強い想いを抱けば、 再び『その時に限り』魔本を読み、呪文を唱える事ができるでしょう。 これはあくまで『気の合わない人間でも寸分たがわぬ非常に強い想いを一緒に抱けば一時的にだが本が読める』という事実であるだけで、 もし参加者の中に、ビクトリームと気の合う人間が存在したならばその人物は何の障害も無く本を読む事が出来るでしょう。 古墳について 北側と南側に一つずつ出入り口があり、これら二つはは古墳内部の「安置の間」を通りつながっています。 ですが、カミナ達の戦闘により「安置の間」は瓦礫の山で分断され、実質の袋小路となっています。 また、内部の通路には幾つかの道があり、「安置の間」以外にも部屋が存在しているようです。 時系列順で読む Back 人の名前を変えんじゃねえ!!(前編) Next 「私にしか出来ないから」 投下順で読む Back 人の名前を変えんじゃねえ!!(前編) Next シモン、あなたはどうしていますか? 004 人の名前を変えんじゃねえ!!(前編) 素晴らしきヒィッツカラルド 064 ただ撃ち貫くのみ 004 人の名前を変えんじゃねえ!!(前編) カミナ 082 極大射程 004 人の名前を変えんじゃねえ!!(前編) ビクトリーム 082 極大射程
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いでけんじ は、お笑い芸人。 ジーンズを裾直しする際に、「余りの布でハーフパンツが作れる」くらい切るといい、稲葉浩志を引き合いに出して「B zの稲葉さんなら、2着は作れる」と述べた。 関連リンク いでけんじ 公式ブログ/心を捕まれた♪ 外部リンク いでけんじ 公式ブログ 公式プロフィール 名前 コメント
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《んなわけねぇよ!》 速攻魔法 相手の攻撃宣言時に発動する事ができる。 攻撃対象となった自分のモンスターはこのターン戦闘によっては破壊されない。 part19-622 作者(2007/09/10 ID txMPkwJA0)の他の投稿 part19-605 / part19-609 / part19-632 / part19-636 / part19-645 / part19-653 コメント 名前 コメント
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─部室─ 豚「ふごっ」 部室には豚がいた。 澪「えっ」 律「お、おわぁ…?」 和「ムギ…?」 澪「!!」 律「ア、アレがムギだって…?」 豚「ぐひっ」 澪「そういえば律、言ってたよな」 澪「ムギが豚の生皮を着て走り去っていったって…」 律「お、おぉ、確かに」 和「ムギ、いつまでそんなものをかぶっているの?」 和「ムギ…、」 豚「ぶきっ」ダダッ 澪「きゃっ!?」 私たちが止める間もなく豚は部室から飛び出し 階段をかけ降りて行った。 律「おーい、ムギ~!」 和「行ってしまったわね…」 澪「なぁ、アレ本当にムギだったのか?」 律「さあ…」 和「でも本当の豚がいるのも、奇妙な話だわ」 澪「う~ん…」 澪「そもそもムギは何故、豚の生皮をかぶって走り去っていったんだ?」 和「私が分かるワケないじゃない」 澪「理由は聞かなかったんだ?」 律「あの時は唯がコショウをふりかけている最中で ゴタゴタしてたからな…」 澪「本当に、私が眠っている間に何があったんだ」 律「あっ、亀が死んでる」 律「お、おいトンちゃん!しっかりしろ!トン!ト~ンッ!」 和「ドーンッ!」グィィン 律「えっ」 和「微動だにしないわね…」 律「澪…どうしよう…」 澪「それよりなんで唯はコショウなんかかけたんだろうなぁ」 律「今それどころじゃないだろ!?」 澪「それどころだろ!?」 ドガシャアァン 律「ひっ、み、澪っ?」 澪「お前は唯やムギがどうなっているか心配じゃないのかッ!?」 律「し、心配だよ!心配だけど、トンちゃんが…」 和「あっ、見て」 和「水槽の内側に引っ掻き傷のようなものがあるわ」 澪「へ?」 ミ 才 和「……」 律「……」 澪「…………」 律「さ、三才…?」 澪「そうだな、三才だな」 和「このスッポンって三才なの?」 澪「そうらしいや」 律「仮にそうだとして何故、死ぬ間際に年齢なんか書き残したんだ?」 澪「亀を人間の尺度で計ってはいけないよ」 澪「きっとトンちゃんなりに思うところがあったのさ」 律「そうか…」 澪「そうさ…」 和「…ひょっとしたらダイイングメッセージじゃないかしら」 澪「無いね、無い無い」 律「そういえば三、というよりカタカナのミに近いかな」 和「逆に才という文字は、カタカナのオに見えないことも無いわね」 澪「そんなことあるのかなぁ」 律「ん…?」 律「ミ」 和「オ?」 律「ミオ…」 澪「待て待て待て待て待て」 律「澪…お前なんで……」 澪「バカ言うな!」 澪「常識的に考えて亀が文字を書くワケないだろ!?」 澪「そして私が亀さんを殺すワケもあるもんか!!」 律「そりゃそうだが…」 ㌧「パシャパシャッ」 澪「!?」 和「あら、生きてるわ。このスッポン」 律「な~んだ、心配させんなよな~」 澪「はぁはぁ」 和「澪、どうかした?」 澪「はぁはぁ」 澪「なんだか疲れたな…」 澪「そろそろ寝ようかパトラッシュ」ナデナデ 律「しかし、ご主人。我々はまだ一秒も練習してねーワン」 澪「だまれっ!」 バシッ 律「い、痛いワン!」クゥン 澪「僕の言うことが聞けないのかパトラッシュ」グッ 律「分かった分かったから背中にパンチするのをやめるワン!」キャインキャイン 和「暴君ネロだわ」 澪「いいアバンストラッシュだったなパトラッシュ」 律「ご主人は悪魔だワン」ワン! 和「しかし意外ね」 澪「なにが?」 和「練習をサボりたがるのが律で 練習をしたがるのが澪だと思っていたけれど 真相は真逆だったのね」 澪「ちっ違うんだ」 律「澪は人前ではキッチリしてるけど 部屋ではパンツ脱ぎちらかすような奴だからな~」 和「あら、だらしないのはパイオツだけじゃなかったのね」 澪「だまれっ!」 バシンッ 和「い、痛いっ!!」 澪「ヨーシ、もう一発!」 ぱちんっ 和「ひぃいっ」 律「へへへ聞いたかよ、ご主人?」 律「この野郎、女みたいな悲鳴をあげやがるワン」 和「みたいも何も私は女のコよ!」 和「そしてアンタ、パトラッシュをなんだと思ってるのよ」 律「もし先にご主人が死んだら死体を食べていいワン?」ワクワク 澪「ま、待てだ、パトラッシュ待てっ」 律「ハッハッ」 和「あーそれにしても痛かった。 私、暴力とか振るわれる人じゃないのに…」グスッ 律「よしよし」ナデナデ 和「あ…んっ」ピョンピョン 澪「ひぃい」 律「な、なぜ頭を撫でたらジャンプしたんだ」 和「ジャンピング和ちゃん」 律「ワケが分からないよ」 澪「脳みそがクスリでトンでるのか?」 和「はぁはぁ」 律「しかし寝るのはいいが、こう暴れられると 風呂に入りたくなってきたなー」 澪「ああ…いいね、お風呂…」 和「アハハ八!!」 澪「うわぁ!?しっかりしろ!!」 ドスンッ 和「はぐっ…」クタリ 律「痛烈なお腹パンチ炸裂」 和「うぅっ…こんな事もあろうかと 玄関にドラム缶を用意しておいたわ」ハァハア 澪「え~っ」 律「禁断のドラム缶風呂かよ!」 澪「コンクリート詰めて東京湾に沈めるアレか!」 和「そこの髪の長いコは何を言ってるの?」 律「アタマがジャンピング澪ちゃん」 和「シャブでハイジャンプキメるなんて気が利いてるわね」 澪「えへへ~」 和「そこの痛々しいのは放っておいて 入浴の準備でもしましょう」 律「反対の賛成の反対」 律「しかし風呂って、お湯はどうすんの?」 和「ああ、澪が入ったら私が飲むわ」 澪「そ、そりゃ和の勝手だけど しかし人が入った後のお湯を飲むって不衛生じゃないか…?」 和「そこに価値があるのよ」 澪「そうか」 律「しかしアタシが聞きてーのは、使用後の話じゃなくて まず風呂のお湯をどう用意するかであって」 律「今は水道もガスも使えないんだぞ」 澪「雪をバケツとかで運んで ドラム缶に入れて火をおこせばいいんじゃない?」 和「妥当な案ね」 律「でも火をおこす木は?」 和「校舎裏のゴミ置き場に枯れ枝をまとめた束があったのを見たわ」 澪「用務員さんがまとめて捨てるつもりだったヤツかな」 律「なるほどな~、それなら風呂の準備はバッチリだ!」 澪「なるほどじゃないよ。お前も少しは何かを考えろ」 和「足りないのはパイオツだけではなく 脳みそもガッカリ脳みそなのね」 律「でもさ、アタシこの間、胸をかなり強くモミしだいていたら 先っちょから白い液体が滲んできてさ」 澪「なにっ」 和「ちょっと揉まさせなさいよ」 がしっ 律「おい、離せ」 ぷちぷち 律「おい、服を」 ぎゅっ 律「いたいいたい」 ぎゅっぎゅっぎゅっ 律「いたいいたいいたいいたい」 和「出ないわよ」 律「だって嘘だから」 和「なっ」 澪「お前にも嘘をつけるだけの知能があったんだな」 ─二時間後─ めらめら ぱちぱち 和「なんとか完成したわね、ドラム缶風呂」 律「わりと手間どったな」 澪「まあ初めてにしては上出来さ」 和「さて、誰から入ろうかしら」 和「ああ、みんな一緒に入るのもいいわね。肌と肌とを密着させて」 律「絶対にジャンケンで決めようず」 和「考えてみたら私は女子高生が入ったあとの残り湯を楽しむから やはり最後でいいわ」 澪「お前だって女子高生だろうに」 律「じゃあアタシはトイレに行ってくるから 澪が先に入ってていいよ」 澪「あ、私も行く」 澪「私、最近お風呂場でオシッコするクセがついちゃってさ」 律「ヘハッwなんだ、そのくらい。アタシなんてこの間は 風呂中トウモロコシだらけ…」 豚「ぶきっ」 和「あらっ、豚だわ」 和「この豚いつのまに、ここに…?」 豚「ふごっ」 澪「なんだかドラム缶に近づいてるぞ」 律「もしかして風呂に入りたいんじゃねーの?」 豚「ぷきゅぷきゅ」コクリ 和「うなづいたわ」 澪「よしよし、ちょっと体にお湯をかけてやるか」 ばしゃっ 豚「あづっ!?あぢゅいのぉぉっ!?」ビクンッ ジタバタ 澪「……」 和「……」 律「しゃ、しゃべった!?」 澪「お前、ムギだろ」 豚「絶対に私じゃないわ」 和「確実にあなたじゃないのね」 豚「もち」 律「なに言ってんだよ、豚がムギなワケないだろ」 澪「一応聞くが、もしお前がムギだったらどうする?」 豚「二度と学校にお菓子を持ってこないわ」 澪「!?」 律「ははっ、なんだなんだ」 律「こりゃ豚がムギじゃなくって良かったな~、そんなワケないけどさ」 澪「一体どうすればいいんだ…」 和「私はお菓子、関係ないから豚だろうがムギだろうがどうでもいいわ」 澪「それはそれでアレだな、えっ、どうでもいいの?」 和「えぇ」 豚「そんな…」 豚「まあ良いわ」 澪「そ、そうだな」 和「それよりさっさとお風呂に入って明日に備えましょう」 豚「そうね」 澪「お、お風呂に入るの?豚なのに」 豚「しゃらんら」 澪「もうしゃらんらとか言っちゃってるよ!?キミどうしたいの!?」 15